「kintone を導入したいけれど、費用がネック…」

「IT導入補助金が使えると聞いたけど、うちの会社は対象なの?」

この記事では、そんな疑問に 結論から お答えします。

結論:kintone はデジタル化・AI導入補助金(旧 IT導入補助金)の対象です。条件を満たせば、導入費用の 1/2(最大450万円)が補助されます。

ただし、申請には「知らないと損する」ルールや期限がいくつかあります。この記事で全体像をつかんでください。

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1. デジタル化・AI導入補助金とは?(旧 IT導入補助金)

中小企業・小規模事業者が業務効率化のために IT ツールを導入する際、国が費用の一部を補助してくれる制度 です。

2025年度までは「IT導入補助金」という名前でしたが、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金」に名称が変わりました。制度の基本的な仕組み(補助率・補助額など)は大きく変わっていません。

そして kintone は、この補助金の対象ツールとして登録されています。しかも 2025年度から kintone 単独での申請が可能 になり、以前より使いやすくなりました。

2. いくら補助される?【早見表】

kintone の導入で主に使うのは「通常枠」です。

導入する業務プロセス数補助額補助率
1〜3プロセス5万円〜150万円未満1/2以内
4プロセス以上150万円〜450万円以下1/2以内

※一定の賃上げ要件を満たす事業者は補助率 2/3 に引き上げられる場合があります。

イメージ:kintone のライセンス費・初期構築・研修などで計200万円かかる場合、最大100万円が補助され、実質負担は約100万円。

補助対象になる費用

  • kintone のライセンス費用(クラウド利用料は最大2年分が対象)
  • 導入時の設定・構築費用
  • 操作研修・マニュアル作成などの導入支援費用
  • 導入後の活用支援・保守サポート費用

対象にならない費用(注意!)

  • パソコン・タブレットなどのハードウェア(通常枠では対象外)
  • 交付決定前に発注・契約したもの(フライング発注は全額自己負担になります)

3. うちの会社は対象?【チェックリスト】

以下に当てはまる中小企業・小規模事業者が対象です(業種により基準が異なります)。

  • [ ] 製造業・建設業・運輸業など:資本金3億円以下 または 従業員300人以下
  • [ ] 卸売業:資本金1億円以下 または 従業員100人以下
  • [ ] 小売業:資本金5,000万円以下 または 従業員50人以下
  • [ ] サービス業:資本金5,000万円以下 または 従業員100人以下
  • [ ] 医療法人・社会福祉法人・学校法人:従業員300人以下

多くの中小企業は対象に入ります。迷ったらお問い合わせください。

4. 申請の流れ|「支援事業者と二人三脚」が大前提

この補助金でいちばん誤解が多いのがここです。

自社だけでは申請できません。 登録された「IT導入支援事業者」と共同で申請する仕組みです。

流れは次のとおりです。

  1. 事前準備:GビズID プライムの取得(発行に時間がかかるため最優先)/SECURITY ACTION の宣言
  2. 業務の棚卸し:kintone で何を解決するかを整理し、導入計画を立てる
  3. IT導入支援事業者の選定:kintone を扱う登録事業者と組む
  4. 交付申請:支援事業者と共同で申請書類を作成・提出
  5. 交付決定:ここで初めて発注・契約OK
  6. 導入・実績報告:ツール導入後に報告
  7. 補助金の入金:申請から入金まで 約4〜7か月 が目安

採択率は約44%。「準備の質」で差がつきます

2026年度1次締切(通常枠)の採択率は 43.9%。出せば必ず通るものではありません。差がつくのは申請書の土台になる「業務課題の整理と導入計画の具体性」です。

つまり、申請の成否は申請前の準備でほぼ決まります

5. 2026年度のスケジュール【締切に注意】

締切はおおむね1〜2か月に1回のペースで設定されています。

締切回締切日
3次締切2026年7月21日(火)17:00
4次締切2026年8月25日(火)
以降順次公表(公式サイトで要確認)

※予算上限に達した枠から早期終了する可能性があります。

※最新のスケジュールは必ず公式サイトでご確認ください。

GビズIDの取得や業務整理には時間がかかるため、「使いたい」と思った時点で準備を始めるのが鉄則です。

6. 補助金で入れた kintone を「使いこなす」ために

実は、補助金を使った IT 導入でいちばん多い失敗は「導入したのに現場で使われず放置される」ことです。

kintone はノーコードで自社の業務に合わせてアプリを作れるツールです。裏を返せば、「自社の業務を理解している人が育てていく」ことで真価を発揮します。外部にすべて丸投げで作ってもらったシステムは、業務が変わった瞬間に陳腐化しがちです。

当社は、お客様自身が kintone を構築できるようになる「内製化伴走サポート」 を提供しています。

  • 業務の棚卸しとアプリ設計の壁打ち
  • 作り方のレクチャーとつまずきポイントの解消
  • 運用ルールづくり・社内定着の支援

「補助金で導入して終わり」ではなく、2年後も自社で改善し続けられる状態 をゴールにしています。

7. よくある質問

Q. kintone だけの導入でも補助金は使えますか?

A. はい。2025年度の制度変更で kintone 単独申請が可能になりました。

Q. すでに kintone を契約しています。さかのぼって補助されますか?

A. いいえ。交付決定前に契約・発注した費用は対象外です。追加導入・拡張は対象になる場合があるためご相談ください。

Q. 申請書類は自分で書くのですか?

A. IT導入支援事業者と共同で作成します。ただし「自社の業務課題と導入計画」は自社でしか語れない部分であり、ここの質が採択を左右します。

Q. 補助金はいつもらえますか?

A. 導入・実績報告の後の後払いです。申請から入金まで約4〜7か月を見込み、いったん全額を立て替える資金計画が必要です。

8. まとめ|申請前の「業務整理」から始めましょう

  • kintone はデジタル化・AI導入補助金の対象(補助率1/2・最大450万円)
  • 申請は IT導入支援事業者と共同で行う仕組み
  • 採択率は約44%。申請前の業務整理と導入計画が成否を分ける
  • 締切は年数回。GビズID 取得などの準備は早いほど有利

当社では、補助金の活用を見据えた kintone 導入の事前準備(業務整理・要件定義・導入計画づくり) から、導入後の 内製化伴走サポート までご支援しています。

お気軽にご相談ください。